悟りとは発達を進めること

世の中にはカウンセリングとコーチングがあります。イメージ的にはカウンセリングは何か心的な問題があって、それを解決するイメージ。コーチングは心的な問題はないけど、やりたい目標があってそこへ行くための課題を解決するようなイメージ。そんな感じですよね。

 

そしてそれとは別に、悟りとかスピリチュアルの探求という流れがあって、それらは問題とか目標に対する現実的な課題をどう超えるか、カウンセリングやコーチングの扱う次元ではなく、もっと内面的で本質的な領域なイメージがあります。

 

それは違うものなのでしょうか。

違うならどう違うのか。同じならどこが同じなのか。

 

私の意見では、その3つのものは同じ線の上にあります。というより同じものです。

 

というのも、やることは人間の器なり精神を成熟させ、それに見合った行動を作っていく、シンプルに言えばそれだけだからです。

 

発達心理学では当初成人した後は変化成長はしないと考えられていました。しかしその後、人間はさらに成長することがわかってきました。それはどこに向かってなのかというと、悟りに向かってです。

 

悟りというのは、あらゆる物事を分離せずに統合して観れる段階のことを言います。

 

なので人間の発達は、さまざまな分離過程とそれらを統合していく過程、と要約することができます。

 

上記の3つは、どこの分離を統合してくのかによって、名前や手法が違うだけです。

 

例えば考えと感情の分離を取るならカウンセリング、本来やりたいと思っている無意識とそれに気づいてない意志を繋げるならコーチング、実存的な有機体としての私と環境の分離からくる実存的な孤独や虚しさを解消するなら悟りやスピリチュアルな探求、といったように。

 

なのですべて必要です。でもやることは分離から統合へ。シンプルにそれだけです。

 

ではなぜ分離が起きるのか?そのメカニズムとはなんなのか?そこらへんが気になるところですよね。

 

そのことを一番わかりやすく説明していたのが、認識技術というテクノロジーです。私のセラピーはそれがベースとなっています。

 

前回もお伝えしましたが、おススメですw