日本人が落ちがちな穴

発達理論からみると、日本人がつまりそうな段階ていうのがあります。

 

それは客観的に現実をみて、自分の価値観を作りあげるという段階です。

 

簡単に説明すると、

1.欲望に沿って行動していく段階

2.相手や共同体の規範や価値観に合わせる段階

 

があって

 

その後に

3.客観的に自らが所属している組織や共同体の規範を俯瞰し、自分の価値観を育てていく段階

 

になります。

 

この3段階目まで行ける人がとても少ない。

 

どうしてもルールや規範がベースに、作られた考え方にそって考えることをしてしまいがちです。

 

じゃあ、他とは違う自分のことを考えようとか、オンリーワンになろう、とか、そういうことではありません。

 

前回の記事とも繋がりますが、まず自分が何を感じているのか、を感じるのがとにかく大事です。

 

価値観の背景には意見や主張があり、

意見や主張の背景には考えがあります。

 

では考えの背景には何があるかというと、感覚があります。どんな感じを感じているのか、というと。

 

まず自分が感じていること、例えば朝食のトーストがこんがりきれいに焼けたときの感覚とか、電車にちょっとの差で乗れなかった時の感覚とか、日常の中でいつも常にダイナミックに動いている広大な感覚という海に気づいていくことです。

 

その自分が感じてることに気づいて行った時に、私としての考えや主張や価値観というものが出来上がってきます。